採用情報

社員育成プログラムに
ついて

R2年度に東京本社・開発部(折衝・生活再建サポート業務)に入社した社員に対して、実務と並行しながら実施した研修例を紹介します。
全くの業務未経験者の新入社員を対象としたもので、スムーズに実務につながるようにとの趣旨で実施されました。

【研修】
オリエンテーション(3日間)
あなたの入った世界がどんな世界なのか、会社、業務、業界、事業の観点から全体像に触れることを目的としています。
現地見学も取り入れています。事業をリアルに、感じてもらいました。
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【研修】
コンピテンシー教育
どんな業界に入っても、どんな仕事をしても、結果を残せる人、評価される人には共通の特徴があります。
それを集約した仕事への取り組み方をコンピテンシーとしてまとめています。
社会人、企業人としての仕事への取り組み方の基本を学びます。
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早期育成講座
業務遂行にあたっての実務に沿った基本知識、基本動作を習得することを目指しています。
補償の考え方、算定の内容をサンプルの図面や算定書を使って、補償内容の権利者への説明の仕方はロールプレイングを通じて学びます。
実際に学びの度合いをテストで確認しながら、各人に応じた補強プログラムを設定します。
この研修後は権利者に補償内容の基本的な説明ができるようになること、そのための裏づけとなる基礎知識を学習します。
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【面談】
個別目標
シート作成、フォロー面談
業務における個別目標シートをもとに、目標と実際のチェックを上司とともに行います。
その際、自分の役割、取り組み方、スキルなどについて振り返りを行い、その後の改善、成長につなげます。
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【研修】
個別テーマ、研修
税務(消費税のしくみ/補償特例制度)、営業補償概要研修、残地補償概要研修など実務を行う上で、掘り下げて知っておくべき個別テーマについて学習しました。
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【実務】
入社から1年
受講後の効果

研修を受けて何ができるようになったかを受講者の話からいくつか紹介してみましょう。

入社3か月後

【補償内容の説明】権利者様に事業内容や補償内容の説明をする業務

研修直後に補償内容を権利者様に説明する機会がありました。
マンションの敷地の隅の一部が道路になる案件でした。
買収部分の面積はわずかでも区分所有という所有形態だったので、マンションにお住まいの方々1人、1人に対して個別に行う必要がありました。
比較的内容が簡易な案件ではありましたが、説明前日には、事前練習を先輩を前に何度も行って、ダメ出しをしてもらいました。
もちろん当日には先輩にも同行してもらって、相手からの質問にはすべて先輩が答えてくれました。そのやりとりの一つ一つが勉強になりました。
研修をやってよかったのは、なによりもロールプレイングを経験して、人前で話すことに対する度胸がついたことが
一番だったですね。
今までは権利者様への説明は、入社して2年たってから行うのが普通だったようですが、いきなり入社3か月で実践の場を踏むことになりました。
でも案ずるより産むがごとしでマンション内の多くの方に説明するうちに、自分でもどんどん説明がスムーズにできることが
実感できました。
説明内容も案件によって、難易度はそれぞれ異なり、今回は初歩的なレベルだったと思います。
それに当然のことながら、まだまだ権利者様との臨機応変な応対はできません。
ですが、比較的簡単な内容であれば、説明だけはできるという自信はつきました。
とにかく経験を多く積んで、先輩のように柔軟な受け答えができるような力をつけてゆきたいと考えています。
この仕事はやっぱり早く場数を踏んで慣れてしまうことが大事だなと感じています。
「習うより慣れよ」ですね。

入社5か月後

【記録簿の作成】権利者様とのやりとりを記録に残す業務

権利者様とのお話を進めるうえで、行き違いのないように大事なことは記録に残しておきます。
お話合いの内容を現場で控えたメモをもとに、要点を文章におこしてゆきます。
お話の内容は補償のことや、工事のことや、雑談などいろんな話題があり、時々何のことを言っているのかわからなくなることがありますが、そういえば、これは研修ででてきたあの内容のことだなとか、全体の流れの中のこの部分の話なんだなとか後で合点がいくことが多かったです。
まだ、文章については上司のチェックを受けて、修正だらけで、時間もかかります。
これも書くうちに、だんだんとコツがつかめてくると思います。要領があるんですね。
書くことを通じて、言葉の意味や、やっていることの意味を考え、上司に質問したり、文献で調べながら一歩一歩業務の理解を深めてゆきたいと思います。

入社10か月後

【説明会での説明】説明会で地域の方々に補償の概要説明を行う業務

歩道をしっかり確保するため、道路を拡幅する案件でした。
プロジェクターと手元資料をもとに、事業の概要や今後の予定、補償の内容や、調査のやり方など概要を説明しました。
説明する内容が研修の内容と重なる部分が多かったので、研修の復習のような感じで取り組みました。
会場には20人程度の地域の方々がいらっしゃっていて、皆さん真剣に聞かれていたので、こちらも緊張しました。
ただ、意外なことに説明だけはスムーズにできました。
シナリオに沿っての説明が中心だったんですが、説明者本人が説明内容やその意味がわからないと不安を抱かせないような説明はできないと思います。
ですので、事前準備だけは一生懸命やりました。
これも事前に会議室に入ってシナリオを何度も何度も練習をしていた結果がでたのでうれしかったですね。
ただ、ここでも出席者からの質問については上司に対応してもらいました。
早く経験を積み重ねて、一本立ちしたいです。

■会社概要
【当社の歴史】
当社は創業50年以上の業界の老舗企業です。
しかしその事業内容は時代のニーズにより変化してきています。
社歴を紐解きながら、その変化の歴史と当社に脈々と流れるDNAをお伝えします。

資料・テキスト等 : 社歴(HP)

【組織体制】
当社の全社の組織体制、作業体制を把握して下さい。

資料・テキスト等 : 組織図、支店配置(HP)

■業務概要
【受注先の把握】
公共事業の一環としての業務が大半のため、官公庁よりの受注が中心ですが、最近では民間企業からの受注も増え始めています。
一覧表で当社の受注先、受注金額を把握して下さい。

資料・テキスト等 : 受注一覧

【作業工程の管理】
受注した案件をどのようなスパンで処理してゆくのか、出来高をどのように管理してゆくのか、重複処理する個別案件をどのように処理し、管理してゆくのか、そのための体制や外注先はどのようなところがあるのかなどをプロマネが管理している資料を通じ、工程管理の全体像を掴みます。

資料・テキスト等 : 作業工程表

【受注の流れ】
指名、入札、受注、契約、作業、納品、検査といった一連の流れと営業部門の役割について説明します。

資料・テキスト等 : 営業管理ファイル

【用地取得の流れ】
用地取得の実務の流れはどのようになっているのか、説明会から補償金支払いまでの流れを把握します。

資料・テキスト等 : 用地取得パンフ、年間業務の流れ

■補償概要
【補償キーワード】
当社の業務を行うにあたっては、損失補償の考え方や法的根拠を理解するところから始める必要があります。キーワードの理解によって損失補償の考え方の本質的な部分の把握につなげます。

資料・テキスト等 : 想定補償・機能回復、新設と移設・移転工法、法的根拠(憲法・収用法・基準)

【補償項目】
実際に何に対し補償されるのか、補償の項目を示しながら、その補償の内容を解説します。

資料・テキスト等 : 用地取得パンフ、課題テキスト

■事業実態
【現地見学】
一口に公共事業といっても様々な事業があります。
事業の種類によって、街の見え方も変わってきます。事業の仕組みによって、整備の仕方も変わります。現地を見ながら、そのありようを実感してみてください。エピソード、苦労話、何が問題となるかなどあわせてお話しします。

資料・テキスト等 : 都市計画事業施行区域現地、土地区画整理事業施行区域現地、都市再開発事業施行区域現地

■情報管理
【個人情報】
当社の業務は個人情報の塊からできています。その管理の重要性と管理方法について学びます。具体的にどう行動したらよいか、情報の扱いについての重要性を学んで下さい。

資料・テキスト等 : HP、各規程集、社内誌

■キャリアアップ
【資格取得】
当社は社員の資格取得をバックアップしています。
当社の仕事をする上であなたに何が最も適切なのか、アドバイスします。補償コンサルタント協会や補償業務管理士の受験の仕組みも説明します。

資料・テキスト等 : 資格取得一覧

■基本姿勢
【コンピテンシー】
社会人、企業人としての仕事への取り組み方の基本を学びます。
成果につながる行動とはどんなものなのか、活躍する人材に特徴的な行動や考え方は何か、これらについて、45の指針をあげています。
得意な分野を伸ばすのか、不得意な分野をカバーするのか、自分なりに解釈し、目標をたて、行動し、検証を行うことで、今後の長い職業人生の柱をつくります。

資料・テキスト等 : NISSOコンピテンシー試案

■基本知識
【自習】
課題テキストについては、各自で学習していただきます。
補償の基本的な考え方、交渉の技術、用地買収の流れなど指定テキストで学習します。

資料・テキスト等 : 基本書( 用地と補償 抜粋/小高「用地と補償」(必要部分)/公共用地交渉/用地補償パンフ)

【講義】
実務的にどのようなことをやっているのか、算定書や作成資料のサンプルをもとに、作成の背景やエピソードなども交えながら解説します。

研修項目 :用地取得の流れ/予算とスケジュールの制約/契約締結内容、履行の確認、税金/補助金/仕様書、成果品/測量の内容/建物調査の依頼方法/建物調査の実際/作成図面の見方/移転工法の決定方法/建物補償額の算定書/営業補償額の算定書/マンション合意の手順

■評価
【テスト】
テストによって、研修の習熟度を確認します。

筆記:仕様書、業務フロー図、作業内容、役所打合せ事項、土地売買契約書などの重要語句を穴埋めしながら、専門用語を習得します。

口述:基本知識の理解力や言葉での表現力を試します。権利者からよく聞かれる事項についても質問します。

実技:権利者役の社員の前で補償額の提示をしてもらいます。
先輩社員からのダメ出しをしてもらうことで、度胸がつきます。
■フィードバック
【弱点補強】
以上の研修やテストを通じ、受講者の弱点を補強するような
カリキュラムを設定し、バランスのとれた育成を図ります。
■作成
【資料作成】
簡単なCAD操作も身につけます。

資料・テキスト等 : 補償額提示書、スケジュール表、解体範囲図、見積取得

■ロールプレイング

権利者に対して標準的な補償説明ができるように、先輩社員による模範演技を参考にしてもらって、ロールプレイングを行います。

【補償額提示】
・模範演技
補償の金額を提示しその内容や考え方を説明します。
ベテラン社員が典型的な補償額提示の場面を実演します。
話す手順、内容、対応の仕方などリアルな部分も注目です。

・実技
権利者役に見立てた社員を相手に補償額の提示をしてもらいます。
補償の内容や根拠、注意点なども合わせて説明してもらいます。
また、権利者との質疑のやりとりも、多少織り交ぜながら進めてゆきます。

資料・テキスト等 : 提示書サンプル(残った土地に建て直す場合、他地域に建て直す場合、建物の一部を切取る場合、借家人(住宅)の場合、借家人(営業者)の場合)

【調査依頼】
権利者の方に建物調査のお願いに伺う場合の対応です。
その時点から折衝は始まっているといえます。

資料・テキスト等 : ケース別(建て直しが予測される場合、工作物だけが移転対象の場合、営業者の場合、借家人の場合)

■基本知識
【自習】
課題テキストについては、各自で学習していただきます。
補償の基本的な考え方、交渉の技術、用地買収の流れなど指定テキストで学習します。

資料・テキスト等 : 基本書( 用地と補償 抜粋/小高「用地と補償」(必要部分)/公共用地交渉/用地補償パンフ)

【講義】
実務的にどのようなことをやっているのか、算定書や作成資料のサンプルをもとに、作成の背景やエピソードなども交えながら解説します。

研修項目 :用地取得の流れ/予算とスケジュールの制約/契約締結内容、履行の確認、税金/補助金/仕様書、成果品/測量の内容/建物調査の依頼方法/建物調査の実際/作成図面の見方/移転工法の決定方法/建物補償額の算定書/営業補償額の算定書/マンション合意の手順

■作成
【資料作成】
簡単なCAD操作も身につけます。

資料・テキスト等 : 補償額提示書、スケジュール表、解体範囲図、見積取得

■ロールプレイング

権利者に対して標準的な補償説明ができるように、先輩社員による模範演技を参考にしてもらって、ロールプレイングを行います。

【補償額提示】
・模範演技
補償の金額を提示しその内容や考え方を説明します。
ベテラン社員が典型的な補償額提示の場面を実演します。
話す手順、内容、対応の仕方などリアルな部分も注目です。

・実技
権利者役に見立てた社員を相手に補償額の提示をしてもらいます。
補償の内容や根拠、注意点なども合わせて説明してもらいます。
また、権利者との質疑のやりとりも、多少織り交ぜながら進めてゆきます。

資料・テキスト等 : 提示書サンプル(残った土地に建て直す場合、他地域に建て直す場合、建物の一部を切取る場合、借家人(住宅)の場合、借家人(営業者)の場合)

【調査依頼】
権利者の方に建物調査のお願いに伺う場合の対応です。
その時点から折衝は始まっているといえます。

資料・テキスト等 : ケース別(建て直しが予測される場合、工作物だけが移転対象の場合、営業者の場合、借家人の場合)

■評価
【テスト】
テストによって、研修の習熟度を確認します。

筆記:仕様書、業務フロー図、作業内容、役所打合せ事項、土地売買契約書などの重要語句を穴埋めしながら、専門用語を習得します。

口述:基本知識の理解力や言葉での表現力を試します。権利者からよく聞かれる事項についても質問します。

実技:権利者役の社員の前で補償額の提示をしてもらいます。
先輩社員からのダメ出しをしてもらうことで、度胸がつきます。
■フィードバック
【弱点補強】
以上の研修やテストを通じ、受講者の弱点を補強するような
カリキュラムを設定し、バランスのとれた育成を図ります。
■個別目標シートとは

入社したら、年度ごとの1年間の目標を上司と相談しながら立ててもらいます。
その目標は自分がこの1年何を目指して、どのように仕事に取り組んでゆけばいいのかを示したものです。

入社された方がどのような方向性をもって、仕事にあたっていったらよいかについて具体的な指針を与えるものなのです。
そして、それに連動する形で人事評価もしてゆきます。

■目標の方向性

目標の大きな方向性は実行にあたって4つのジャンルがあります

1 成果・・・・・・・・・・ 結果として残すものは何か
2 役割・能力・・・・・・ 組織の中で求められている役割は何か
3 取り組み方・・・・・・ 仕事にどのような姿勢で取り組んでいったらよいか
4 スキル・・・・・・・・・ 実務を行うにあたって必要なスキルは何か

このような4つの観点からさらに細分化された目標を設定し、
具体的にどんな行動を通じてそれらを実現してゆくのか具体的な行動計画を設定します。

■進め方

設定された個別目標について年4回ほど上司との面談を行います。
目標の進捗度合いの確認をしながら場合によっては、上司のアドバイスをもらいながら、目標に修正を加え、
目標を達成してゆきます。

■目的

これは”成長するための対話のツール”です。

その目的とするところは
 上司と部下の関係性を深めるために機能する
 上司と部下の対話を定着・強化し、併せて上司の人事評価力も強化する
ことにあります。
対話の主題はあくまでも部下の成長なのです。

会社の価値観を具現化する行動や思考を身につけるための課題設定であり、業務や役割を遂行するために力を備えるために有効です。

今後も様々な試行錯誤もありますが
さらに磨きをかけて、社員の成長=会社の成長につなげてゆきたいと考えています。

■税務
【講義】
税務(消費税のしくみ/補償特例制度)は地権者の関心事でもあります。しっかり基本を押さえましょう。

資料・テキスト等 : オリジナルテキスト

■営業補償
【講義】
補償の1分野である営業補償の概要研修です。

資料・テキスト等 : オリジナルテキスト

■残地補償
【講義】
ややマイナーな分野なので、知識が希薄になりがちですが、しっかり 学習しておく必要があります。

資料・テキスト等 : オリジナルテキスト

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