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R2年度に東京本社・開発部(折衝・生活再建サポート業務)に入社した社員に対して、実務と並行しながら実施した研修例を紹介します。
全くの業務未経験者の新入社員を対象としたもので、スムーズに実務につながるようにとの趣旨で実施されました。
研修を受けて何ができるようになったかを受講者の話からいくつか紹介してみましょう。
【補償内容の説明】権利者様に事業内容や補償内容の説明をする業務
研修直後に補償内容を権利者様に説明する機会がありました。
マンションの敷地の隅の一部が道路になる案件でした。
買収部分の面積はわずかでも区分所有という所有形態だったので、マンションにお住まいの方々1人、1人に対して個別に行う必要がありました。
比較的内容が簡易な案件ではありましたが、説明前日には、事前練習を先輩を前に何度も行って、ダメ出しをしてもらいました。
もちろん当日には先輩にも同行してもらって、相手からの質問にはすべて先輩が答えてくれました。そのやりとりの一つ一つが勉強になりました。
研修をやってよかったのは、なによりもロールプレイングを経験して、人前で話すことに対する度胸がついたことが
一番だったですね。
今までは権利者様への説明は、入社して2年たってから行うのが普通だったようですが、いきなり入社3か月で実践の場を踏むことになりました。
でも案ずるより産むがごとしでマンション内の多くの方に説明するうちに、自分でもどんどん説明がスムーズにできることが
実感できました。
説明内容も案件によって、難易度はそれぞれ異なり、今回は初歩的なレベルだったと思います。
それに当然のことながら、まだまだ権利者様との臨機応変な応対はできません。
ですが、比較的簡単な内容であれば、説明だけはできるという自信はつきました。
とにかく経験を多く積んで、先輩のように柔軟な受け答えができるような力をつけてゆきたいと考えています。
この仕事はやっぱり早く場数を踏んで慣れてしまうことが大事だなと感じています。
「習うより慣れよ」ですね。
【記録簿の作成】権利者様とのやりとりを記録に残す業務
権利者様とのお話を進めるうえで、行き違いのないように大事なことは記録に残しておきます。
お話合いの内容を現場で控えたメモをもとに、要点を文章におこしてゆきます。
お話の内容は補償のことや、工事のことや、雑談などいろんな話題があり、時々何のことを言っているのかわからなくなることがありますが、そういえば、これは研修ででてきたあの内容のことだなとか、全体の流れの中のこの部分の話なんだなとか後で合点がいくことが多かったです。
まだ、文章については上司のチェックを受けて、修正だらけで、時間もかかります。
これも書くうちに、だんだんとコツがつかめてくると思います。要領があるんですね。
書くことを通じて、言葉の意味や、やっていることの意味を考え、上司に質問したり、文献で調べながら一歩一歩業務の理解を深めてゆきたいと思います。
【説明会での説明】説明会で地域の方々に補償の概要説明を行う業務
歩道をしっかり確保するため、道路を拡幅する案件でした。
プロジェクターと手元資料をもとに、事業の概要や今後の予定、補償の内容や、調査のやり方など概要を説明しました。
説明する内容が研修の内容と重なる部分が多かったので、研修の復習のような感じで取り組みました。
会場には20人程度の地域の方々がいらっしゃっていて、皆さん真剣に聞かれていたので、こちらも緊張しました。
ただ、意外なことに説明だけはスムーズにできました。
シナリオに沿っての説明が中心だったんですが、説明者本人が説明内容やその意味がわからないと不安を抱かせないような説明はできないと思います。
ですので、事前準備だけは一生懸命やりました。
これも事前に会議室に入ってシナリオを何度も何度も練習をしていた結果がでたのでうれしかったですね。
ただ、ここでも出席者からの質問については上司に対応してもらいました。
早く経験を積み重ねて、一本立ちしたいです。
資料・テキスト等 : 社歴(HP)
資料・テキスト等 : 組織図、支店配置(HP)
資料・テキスト等 : 受注一覧
資料・テキスト等 : 作業工程表
資料・テキスト等 : 営業管理ファイル
資料・テキスト等 : 用地取得パンフ、年間業務の流れ
資料・テキスト等 : 想定補償・機能回復、新設と移設・移転工法、法的根拠(憲法・収用法・基準)
資料・テキスト等 : 用地取得パンフ、課題テキスト
資料・テキスト等 : 都市計画事業施行区域現地、土地区画整理事業施行区域現地、都市再開発事業施行区域現地
資料・テキスト等 : HP、各規程集、社内誌
資料・テキスト等 : 資格取得一覧
資料・テキスト等 : NISSOコンピテンシー試案
資料・テキスト等 : 基本書( 用地と補償 抜粋/小高「用地と補償」(必要部分)/公共用地交渉/用地補償パンフ)
研修項目 :用地取得の流れ/予算とスケジュールの制約/契約締結内容、履行の確認、税金/補助金/仕様書、成果品/測量の内容/建物調査の依頼方法/建物調査の実際/作成図面の見方/移転工法の決定方法/建物補償額の算定書/営業補償額の算定書/マンション合意の手順
資料・テキスト等 : 補償額提示書、スケジュール表、解体範囲図、見積取得
権利者に対して標準的な補償説明ができるように、先輩社員による模範演技を参考にしてもらって、ロールプレイングを行います。
資料・テキスト等 : 提示書サンプル(残った土地に建て直す場合、他地域に建て直す場合、建物の一部を切取る場合、借家人(住宅)の場合、借家人(営業者)の場合)
資料・テキスト等 : ケース別(建て直しが予測される場合、工作物だけが移転対象の場合、営業者の場合、借家人の場合)
資料・テキスト等 : 基本書( 用地と補償 抜粋/小高「用地と補償」(必要部分)/公共用地交渉/用地補償パンフ)
研修項目 :用地取得の流れ/予算とスケジュールの制約/契約締結内容、履行の確認、税金/補助金/仕様書、成果品/測量の内容/建物調査の依頼方法/建物調査の実際/作成図面の見方/移転工法の決定方法/建物補償額の算定書/営業補償額の算定書/マンション合意の手順
資料・テキスト等 : 補償額提示書、スケジュール表、解体範囲図、見積取得
権利者に対して標準的な補償説明ができるように、先輩社員による模範演技を参考にしてもらって、ロールプレイングを行います。
資料・テキスト等 : 提示書サンプル(残った土地に建て直す場合、他地域に建て直す場合、建物の一部を切取る場合、借家人(住宅)の場合、借家人(営業者)の場合)
資料・テキスト等 : ケース別(建て直しが予測される場合、工作物だけが移転対象の場合、営業者の場合、借家人の場合)
入社したら、年度ごとの1年間の目標を上司と相談しながら立ててもらいます。
その目標は自分がこの1年何を目指して、どのように仕事に取り組んでゆけばいいのかを示したものです。
入社された方がどのような方向性をもって、仕事にあたっていったらよいかについて具体的な指針を与えるものなのです。
そして、それに連動する形で人事評価もしてゆきます。
目標の大きな方向性は実行にあたって4つのジャンルがあります
1 | 成果・・・・・・・・・・ | 結果として残すものは何か |
2 | 役割・能力・・・・・・ | 組織の中で求められている役割は何か |
3 | 取り組み方・・・・・・ | 仕事にどのような姿勢で取り組んでいったらよいか |
4 | スキル・・・・・・・・・ | 実務を行うにあたって必要なスキルは何か |
このような4つの観点からさらに細分化された目標を設定し、
具体的にどんな行動を通じてそれらを実現してゆくのか具体的な行動計画を設定します。
設定された個別目標について年4回ほど上司との面談を行います。
目標の進捗度合いの確認をしながら場合によっては、上司のアドバイスをもらいながら、目標に修正を加え、
目標を達成してゆきます。
これは”成長するための対話のツール”です。
その目的とするところは
上司と部下の関係性を深めるために機能する
上司と部下の対話を定着・強化し、併せて上司の人事評価力も強化する
ことにあります。
対話の主題はあくまでも部下の成長なのです。
会社の価値観を具現化する行動や思考を身につけるための課題設定であり、業務や役割を遂行するために力を備えるために有効です。
今後も様々な試行錯誤もありますが
さらに磨きをかけて、社員の成長=会社の成長につなげてゆきたいと考えています。
資料・テキスト等 : オリジナルテキスト
資料・テキスト等 : オリジナルテキスト
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